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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.55 「NATIONAL TAP DAY 2007」を振り返って
今回のNATIONAL TAP DAY(以下、NTD)は、20団体以上総勢260名の“大所帯”ということでバタバタ状態になるのではないかと思いましたが、穴田英明先生の適格なご指示により皆が一致協力できたおかげで、リハーサルから千秋楽まで混乱や事故や怪我もなく無事に終了するこができました。穴田先生のご尽力に心から感謝いたします。本当に有り難うございました。

会場となったメルパルクホールはとても舞台が広いので、「あの広さをどう活かそうかな」「広さに呑み込まれないかな」などと悩んだ末、「Latin Soul Syndicate」で臨むことにしました。もちろんY'sのイメージはそれだけではありませんが、とにかく今回はY'sのイメージをラテンの明るい乗りに重ねることで、先ずは皆様に“明るくて楽しいY's”の印象を持って頂けるチャンスだと思いました。そんな訳でキャストも個性的なメンバー8名で揃えました。稽古当初は「この人数で、あの広い舞台上をラテンチックな雰囲気で満たせるかな・・・」と思ったのですが、それは杞憂でした。稽古後半からメンバーのテンションはぐんぐん高まり、本番では練習以上の成果を出せたと思います。
千秋楽でのことでした。踊り終えて舞台を捌け、楽屋までの階段を下り切るか切らないかまで来た時にメンバーの何人かが涙を流していました。踊り切った満足感、無事に終えた安心感、稽古が辛かったことなどを思い出したのかな。私自身も1991年の第1回NTDから出演させて頂き、勉強させてもらったことがたくさんありました。彼女達もきっと、今回のNTDに出演して成長してくれたことでしょう。
NTDは、「音や振りが揃っている」「雰囲気が出ている」など当然の、自己満足では許されない大舞台です。次回のNTDという檜舞台に立てるように私達Y'sひとりひとりが頑張って参りましょう。

全ての演目を観ることはできませんでしたが、観れた限りではどちらの団体も「この舞台に向けて頑張ってきたんだなぁ」と実感しました。
色々な意味で特に印象に残ったのは台湾のキッズチームでした。子供達が踊っている時の澄んだ瞳、懸命な表情・・・。そこには大人だとか子供だとか国籍など関係なく、ただただタップを踏むことへの純粋な楽しい気持ちが表れているようでした。「人を感動させるって、こういうことなんだ」とあらためて実感したと同時に、私自身も子供のクラスに力を注いでいるのでとても勉強になり、気持ちが引き締まる思いでした。
HIGUCHI DANCE STUDIOはやはり凄かったです。群舞の迫力と魅力を見せつけてくれました。
東京リズムボーイズデラックスの“演奏して踊る”スタイルは、今回も存分に楽しませてくれました。お客様もとても沸いていましたね。
橋本祥先生の作品は、「音や振りが揃っている」とか「雰囲気が出ている」などいう次元では語れない世界に到達されていて衝撃を受けました。
佐藤昇先生の作品もショーアップされていて、とても素敵でした。
みすみ先生と冨田先生のデュオは、まるでジャズを奏でられているかのようで、心にスーッと沁み入ってきました。言葉では言い表せない程素晴らしかったです。
ここでは挙げ切れない程、どちらの団体も素敵でした。

ご来場を頂いた皆様、お花や差し入れなどを頂いた皆様、応援メッセージを頂いた皆様、誠に有り難うございました。そして全体を統括して頂いた穴田先生、スタッフの皆様、出演者の皆様、本当にお疲れ様でした。
これからも、より魅力ある作品をめざして参ります。

淺野 康子





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