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Vol.2377 赤を金に換えてみました
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こんにちは。Y's取材班です。
いつもの家飲みの安いパック酒(と言っても清酒※1でも、ましてや合成清酒※2でもなくて、れっきとした日本酒※3)の赤いキャップがどうにも安っぽい(安いんだから仕方ない)ので、いつものよりチョットだけ高い辛口の金のキャップに換えてみたら、薄紫の紗綾形(さやがた)※4と筆描き風の赤に金が映えてグッと高級に見えるようになりました。「いくら金が無いからって、そんな空しいことをしているなんて・・・」と、みなさんの憐みのお声が聞こえてきそうですが、赤と金の組み合わせ※5は、おめでたい雰囲気や高級感を演出するのに適していて、例えば正月や授賞式だったり、食品のパッケージデザインなどによく用いられています。
またスピリチュアル的にも、赤は古来から「太陽」「炎」「エネルギー」の象徴であり、また多くの文化で「情熱」「幸運」「祝福」などの意味を持ち、金は「富」「権力」「成功」、そして文字どおり「金運アップ」の象徴とされていて、これらの意味合いの組み合わせが「人々にポジティブな感情を呼び起こし、相性の良さを引き立てる要因になる」と言われています。赤と金の組み合わせは、まさに色の“ゴールデンコンビ”ですね。
ただし、赤は「真っ赤な嘘※6」「赤の他人」「赤っ恥」「赤字」「赤信号」「レッドカード」など、ネガティブやマイナスの意味もあったり、金も過剰になると「成金」「派手」「傲慢」なイヤミなイメージになりかねないので、使い方にはセンスが問われそうですが、安酒のキャップの色のことなんてどうでもいいですね。
※1清酒:米の産地も醸造所も日本に限定されない醸造酒全般
※2合成清酒:醸造アルコールや焼酎がベースの清酒風味の混成酒。酒税が低く清酒より安価
※3日本酒:国産の米・米麹・水を発酵させて濾した、日本国内で醸造された清酒の一種
※4紗綾形:「卍」(まんじ)を斜めに連続させて組んだ、不断長久(繁栄や長寿が続くこと)を意味する吉祥文様の一つで、絹織物の「紗綾」に多く織り出されたことが名前の所以。時代劇「遠山の金さん」や「大岡越前」の裁きの場である、お白州の襖の柄でも有名
※5赤と金の市松模様は「繁栄」や「永遠」を意味する縁起の良い柄とされている
※6古来より赤は「明らかな」「完全な」「全くの」などという意味もあることから
Y's取材班
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