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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2376 乗り物のペット同伴サービス事情
 こんにちは。Y's取材班です。
 秋の行楽シーズンになりましたね。愛犬プリンとの旅行は神奈川・静岡・山梨・千葉から群馬・長野辺りまでなので移動は専らクルマですが、プリンのインスタ仲間の中には優雅&ゴージャスに新幹線やフェリーでお出かけしているコたちもいるみたいなので、陸・海・空の、3つの領域の乗り物のペット同伴サービスについてザックリ調べてみました。
【陸】
《新幹線》

 今年の3月に東京〜新大阪間の東海道新幹線「のぞみ」の貸し切り車両1両で実証実験「わんわんエクスプレス」が実施されました。この実験の最大トピックは「愛犬をケージから出せる」ことで、ワンコが快適に過ごせることと合わせて、一般乗客への迷惑やアレルギーへの配慮、安全性を検証することを目的に実施されました。
 料金は、ドッグトレーナーの講義、愛犬用のネックストラップ、おやつ、飼い主用のハンドタオルなどのプレゼント特典や記念撮影付きで、飼い主1名で59,000円、2名で114,000円でした。ちなみにのぞみの同区間のグリーン料金が約20,000円で、規定のケージに入れて290円の「手回り品」きっぷを購入すればワンコと一緒に乗れるので、コレを高いと思うかどうか。ウチはちょっと無理ですが、もしプリンと乗れたらクルマの時と同じように「開けて」と、窓を手でシャカシャカやりそうです(笑)。「プリンくん、新幹線の窓は開かないんだよ〜」。
《バス》
 ほとんどの路線バスや高速バスはペットの同伴が禁止されているので、「ワンコと一緒にバス旅行は無理なのか」と思いきや、しっかり「愛犬と行けるバスツアー」がありました。「愛犬と旅行に行きたい!でも旅程を組んだり予約するのは面倒だし、クルマの運転で酒が飲めないのもイヤだ!」。そんな飼い主さんにピッタリのようで、手軽な観光コースから豪華な宿泊ツアーまで様々で、料金もピンキリです。
《キャンピングレンタカー》
 車中泊が流行りの昨今、ペットOKのキャンピングレンタカーが人気のようで、なんといっても自由気ままに旅ができるのが魅力です。
 料金はシーズンと曜日、クルマのサイズにもよりますが、この時期の平日出発1泊2日(36時間)でザックリ40,000円、土日で50,000円程度。軽キャン(軽自動車のキャンピングカー)ならもう少し割安です。
 ちなみにキャンピングカーじゃないフツーのレンタカーなら、料金にプラス500円程度でペット同乗OKのサービスもあります。

【海】
 「船旅」と聞くだけで優雅なイメージですが、お金はもちろん、時間にも余裕が必要ですね。
 シーズンや日程にもよりますが、フェリー「さんふらわあ」は、この時期だと大人2名+5m未満のクルマ1台+窓有りのウイズペットルームの夕方便、大洗〜苫小牧の17時間45分の航路が ザックリ90,000〜130,000円程度です。デッキの散歩やドッグランもあるので、ワンコも楽しく過ごせます。なんといってもクルマと一緒なので、到着後も自由に動けて便利です。ただし、一般乗客への配慮のために乗船は出航の90分前、下船も最後なので、余裕を持った行動が必要です。
「さんふらわあ」より身近な東京湾フェリーはペットの乗船が無料です。プリンと同サイズの小型犬はケージに入れれば客室に入ることも可能ですが、大型犬はリードを着用してデッキでのみの乗船になるので、この時期は防寒対策が必要です。
 久里浜港〜金谷港の40分の航路が、大人2名+6m未満のクルマ1台で6,500円です。木更津や館山方面の旅行なら行きはフェリーでゆったり、帰りはアクアラインでサッと直帰もアリ、かも。

【空】
 10月にヴァージン・オーストラリア航空が、ペットと同乗できるサービスを豪州国内で初めて開始し、来年1月末までに国内全線に拡大する予定だそうです。
 料金は日本円で1匹あたり約14,600円。搭乗中はケージに入れたまま前席の下に収納するそうです。コレがもし日本で自分の座席の下に見ず知らずのワンコがいたら「気になって落ち着かないよ!」とクレームが出そうですが、「ペットは家族」の文化圏では気にならないのかもしれません。ただ、ワンコにしてみたら座席の下はチョット狭そうですね。
 我が日本ではソレより先んじて、2022年の3月からスターフライヤー航空が「FLY WITH PET!」サービスを開始し、国内全路線全便でペット同伴搭乗を可能にしました。このサービスでは座席の下じゃなくて、規定のケージに入れて飼い主の隣の席に置くことができます。ゴハンやおやつはNGですが、お水はOK。利用料金は1区間あたり50,000円です。
 ちなみにほとんどの日本の航空会社では「貨物室」でのペット輸送が可能で、料金は国内線で1区間あたり6,500円程度ですが、騒音が凄そうだし寒そうなのでプリンは無理です。
 料金が高いか安いかよりも、大前提として飛行機の場合の一番の難問は非常時です。緊急脱出が必要になった場合は“大切な家族”を置き去りにしなくてはなりません。また、それ以前に「航空機の客室にペットを同乗させることについて、どう思いますか?」のアンケート結果が
・非常に良いことだと思う12.1%
・ある程度良いことだと思う15.2%
・あまり良くないことだと思う6.1%
・全く良くないことだと思う63.6%
と約7割の人に「良くないこと」だと思われているようでは、心安らかにプリンと一緒に日本の空の旅を満喫できるのは、まだまだ先のようです。

 ということで愛犬家愛猫家のみなさん、どうぞ楽しいご旅行を!

Y's取材班



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