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Vol.2371 不安遺伝子とは
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こんにちは。Y's取材班です。
「しつこいよ!」と、みなさんのブチギレのお声が聞こえてきそうですが、 Vol.2370で報告した「大雑把な心配性」の人が不安を感じやすい原因の一つに、保有している不安遺伝子のタイプがあるようです。不安遺伝子とは、脳内で分泌されたセロトニンという気分を安定させる神経伝達物質を輸送する「セロトニントランスポーター遺伝子」のことで、S型(ショート型)とL型(ロング型)があり、両親から受け継いだ遺伝子の組み合わせで「SS型」「SL型」「LL型」のいずれかになるんだそうです。
SS型:不安を感じやすいタイプ
SL型:中間的なタイプ
LL型:ストレスに強く楽観的なタイプ
国連人口基金(UNFPA)が公開している2025年版「世界人口ランキング」によれば、アメリカは3位で3億4,730万人、日本は12位の1億2,310万人で、アメリカの人口は日本の約3倍です。ある調査によると、日本人は68.2%が「SS型」で“不安を感じやすい民族”であり、「LL型」はたったの1.7%で約209万人。コレに対してアメリカ人は32.3%が「LL型」で、人数にすると日本の人口と同じくらいの約1億1,218万人が“楽観的な人たち”です。スゴイ割合ですね!
日本人が「SS型」の保有率が高い背景には、古来より自然災害や地域紛争が多かったことと関連して、不安を共有し乗り越えてきた歴史的背景が遺伝子に刻まれた可能性が示唆されているそうです。なんだか大袈裟で奥深い話になってきましたが、結論として「日本人は不安を感じやすいので『大雑把な心配性』が特別な性格でわけではない」ということでご安心ください。そうは言われても「心配性だから無理」でしょうか?(笑)。シリーズおしまい。
Y's取材班
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