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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2367 この状況における潜在危険とは
 こんにちは。Y's取材班です。
 仕事先の社内ポータルサイトには、職場の安全意識向上を目指した取り組みの一環として、月刊「安全衛生シート」(PDF)が掲示されます。同誌には〈安全・衛生・防災の心得〉〈事故・災害事例〉〈心とからだの健康づくり〉などの情報がイラスト入りで分かり易く掲載されています。
 同誌9月号の〈危険予知訓練シート〉「どんな対策が必要ですか?」の設問に気になる状況設定がありました。その《状況》は「現場の試験室で製品や材料の化学実験を行っている」ところです(クリックorタップで拡大)。
[潜在危険の例]として
・バーナーの薬品が沸騰してあふれてAやBがヤケドする
・薬品容器を倒してAやBがケガをしたり薬傷を受ける
・Bが実験台で頭を打ってケガをする
などが挙げられており
[必要な対策の例]として
・バーナーに囲いを設置するか専用場所を設ける
が記されていました。
 例としては、まあそれでイイんでしょうけれど、ウ〜ンはたしてこの状況をそんな単眼的な捉え方でいいんでしょうか?否、ダメです。化学反応的観点かつ経験則からすると、この状況はとてもキケンです。ソレはナゼか?
 大体の試験室や実験室は、安全確保、清浄度維持、更に外部への影響遮断などの観点から、原則としてドアを閉めておくことになっています(コレはホント)。つまり、この《状況》の試験室は“密閉された空間”ということです。(LGBTQ的な観点はさておき)男女二人が密閉空間にいたら、さてナニが起きるか?そう!ソレは“恋の化学反応”です。A子さんもBくんもフリーならステキなケミストリーですが、どちらかが既婚者だったりしたら“ヤケド”すること必至です。「少なくともA子さんは結婚指環をしていないから独身だよね?」と思われた方、ソレは早計です。
 A子さんの白衣と保護メガネの着用、長髪の後ろ束ねは、試験室などへの入室ルールに沿ったものです。そして、薬品の汚染やコンタミネーション(異物混入)を防ぐために、時計や指輪などの貴金属やアクセサリーは外すことになっています。なので、A子さんが結婚指環をしていないからといって独身とは限らないのです。ちなみにA子さんの化学・研究以外にも、医療・介護系、保育、飲食・食品関連、工場・建設作業など、安全管理面で指輪を外す必要がある職業は多業種あります。
 お分かりでしょうか。みなさんも試験室で二人っきりになったら、“化学反応”にはくれぐれもご注意ください。えっ?「お前にはダレも反応しないから安全だな」ですって?なるほど、そうかソレは良かった。
 それではみなさんもご安全に!
※「安全衛生シート」はコピー利用がOKとなっています。
※面白おかしく茶化しましたが、実際の私は安全意識の向上に努めています。

Y's取材班



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