TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.2146 朗読公演を鑑賞してきました
 こんにちは。Y's取材班です。
 戸塚スタジオTAPクラスメイトの吉川雅子さんが演出、出演された朗読公演「山本周五郎の世界」を鑑賞してきました。
 会場はJR・市営地下鉄の桜木町駅から程近い大衆芸能専門館 横浜にぎわい座地下の小ホール のげシャーレ。2002年に開場した横浜にぎわい座は、天野先生や私の年代には懐かしい、お口の恋人ロッテ提供「ロッテ歌のアルバム」の司会でお馴染みだった玉置宏さんが初代館長を、横浜ご出身でにぎわい座設立にも関わった落語家の桂歌丸さんが二代目館長を務められたことでも知られています。

 公演タイトルの山本周五郎は、昭和初期から40年代前半にかけて執筆活動した時代&歴史小説家で、「樅ノ木は残った」や直木賞に選ばれた「日本婦道記」などの代表作を始め、黒澤明監督の「椿三十郎」「赤ひげ」、市川崑監督の「どら平太」など、多くの作品が巨匠監督の映画やTVドラマの原作になったことでも有名です。その一方で極端な人嫌い、直木賞を始め文学賞と名の付くものをことごとく辞退した“変わり者”としても知られており、そんな山本周五郎の世界をはたしてどのように聴かせてくれるのか、初めての朗読公演の鑑賞に期待が膨らみます。
 用語が解説された観劇ガイドと、特典付きチケットには高円寺の西洋菓子の名店、その名も「周五郎」の焼き菓子「ゆめねこ」と周五郎の似顔絵入りしおりが付いていて、実に心ニクいサービス。

 演目は時代噺、怠け者と辰巳芸者の幽霊が企業するコメディーでNHKでもドラマ化された「ゆうれい貸屋」と、血縁の煩わしさと絆の深さが人情味豊かに描かれた「湯治」の2編。語り手のみなさんが役の着物衣裳を着つつ、演技をせずにスタンドマイクに向かって台本を読む、というスタイルが自分にとって斬新で刺激的でした。
 尺八奏者 柴香山さんによる尺八と笛の絶妙な効果音とBGM、LED照明によるカラー演出、そして素晴らしい朗読が三位一体となった、文豪 山本周五郎の世界が堪能できました。みなさんお疲れ様でした。座長 吉川さんの正体見たり!ありがとうございました。

Y's取材班



Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.