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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2116 ナゼ、ボクサーは「ボクサーパンツ」を穿いていないのか
 こんにちは。男性限定コラムの掲載で先生に大目玉を食らったY's取材班です。
 その限定コラムを書いている時に気がついたんですが、ボクサーが試合の時に「ボクサーパンツ」を穿いているところを観たことがないんですが、さてそれはナゼか?「そんなこたぁ知ったこっちゃないよ!」と、天野先生風に言えば皆様のブチ切れのお声が聞こえてきそうですが、チョットだけ調べてみました。

《ボクサーが穿いているのは「トランクス」じゃない?》
 ボクサーが試合の時に穿いているのは「トランクス」、というのが日本における一般的な認識だと思いますが、実は英語圏でのソレは「Boxer Shorts」「Boxers」という名称のようです。Wikipedia(英語版)で「Boxer Shorts」を検索すると「フットワークが重要なボクサーが着用する、全周囲柔軟なショーツ」とあり、Google翻訳では「ボクサーが履くショーツに似た形の、男性用のゆったりとした下着」と訳されます。つまり日本では「Boxer Shorts」のことを「トランクス」と呼んでいる、ということになります。試しにGoogleで「Boxer Shorts」を検索すると、確かに日本で言うところの「トランクス」が多数ヒットします。

《じゃあ「トランクス」ってナニ?》
 「トランクス=Trunks」はシューズ「Shoes」(Shoeの複数形)と同じくTrunkの複数形で、英和辞書でTrunkを引いてみたら1番目の意味に「木の幹」とありました。木の幹のようなカタチが2脚分なので「Trunks」ということのようです。Googleで「Trunks」を検索すると、ナニコレ?『ドラゴンボール』のトランクスというキャラクターばっかりヒットするので、「Trunks Pants」で検索したら、えっ?「ボクサーパンツ」がたくさんヒットしました。コレってどういうことでしょうか。試しに「ボクサーパンツ」をGoogle翻訳すると、あれっ?「Boxer Shorts」と訳されました。ということは、どうやら「ボクサーパンツ」は和製英語(Japanglish:ジャパングリッシュ)のようです。

《ナゼ意味がテレコになったのか?》
 ちょっとややこしくなってきたので、上記2項の調査結果をまとめると
・日本で「トランクス」と呼んでいるのは「Boxer Shorts」のこと(ゆるゆるの方)
・和製英語で「ボクサーパンツ」と呼んでいるのは「Trunks」のこと(ピチピチの方)

ということになります。
 ナゼ、本来の意味と逆転してしまったんでしょう。一説には、戦後の日本で「Boxer Shorts」が普及した時に、「ボクサーショーツ」より言葉にし易くて響きもなんとなくカッコイイ「トランクス」と呼び、コレが定着。その後「Trunks」が流行り始めた際に、既に定着してしまっている「トランクス」と区別するために和製英語の「ボクサーパンツ」と呼ぶようになったそうですが、はたしてコレが真実かどうかは定かではありません。
 「おいおい!ここまで引っ張っておいて結局『分からない』のかよ!」と、ブチ切れのお声が聞こえてきそうですが、スミマセン。

《「Pants!」だったワケ》
 男性の下着用パンツのことをイギリス英語では単に「Pants」、アメリカ英語では「Underwear」と言うんですね。
 「Don't worry, I'm wearing!」の後に審査員が「Pants!」と叫んでいたのは、アレがイギリスのTV番組だったからなんですね。
 もし、あのパフォーマンスをアメリカの番組で演ったら、審査員は「Underwear!」と叫ぶんでしょうか?
 どうでもいいですね。長々と失礼しました。

Y's取材班



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