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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1335 絵本塾ホールにて真夏のタップ・ライブ(前編)
 8月最後の日曜日、四ッ谷の絵本塾ホールにてタップのライブが開催されました。
 四ッ谷駅周辺は、普段全く縁の無いエリアなので、キチンと辿り着けるのか?凄く不安。しかも、教室終了時間からあまり余裕が無いのですね。
 と言うわけで、天気のよい日に四ッ谷まで下見に行きました。公園、学校、教会、隠れ家レストラン、坂道に坂道に坂道を経て静かなエリアにありました絵本塾ホール!
 電信柱ごとに《絵本塾ホールまでもう少し》とか、《次を右に!》みたいに道順が親切に書かれてあり、これが大変助かりました。
 この下見の日は少し冒険をして、四ッ谷駅に戻らずに信濃町駅を目指しました。そして、運良く馴染みの通りに到達しました。
 実は、1990年代末から2005年頃まで、この信濃町にあった白井博之さんのタップ・ダンス・スタジオで、『ナショナル・タップ・デー』のミーティングが毎月の様に行われていたのです。懐かしくはありましたが、某団体の建物と旗ばかりが目についてしまい、何となく居心地も悪いので、早々に電車に乗り込んでしまいました。
 てなわけで公演当日は、素直に四ッ谷駅から電信柱に沿って絵本塾ホールまで歩き、帰りは電信柱に沿って四ッ谷駅まで戻りました。

 さて公演ですが、タイトルを『FUN BEAT!』という。
 4名のタップ・ダンサーが、各々のスタイルに合わせたミュージシャン達と組んで技を見せあう!
 コンセプトは
《タップと音楽があるから人生は楽しい》
 面白そう。
 マンションの地下にある絵本塾ホール、受付ではスタジオ・ガンバの高橋依歩さんがテキパキと我々予約客をさばいてました。入場してグランド・ピアノの側、タップ板に近いエリアに座りました。場内は受付で頂いたチラシ類が読めない位真っ暗でした。当然の事ながら、どの様な方々が見えているのかも全く分かりませんでした。
 これも演出だったのでしょうか?
 そんな暗がりの中、聞こえてくるのは音楽ではなく、鈴虫の鳴くような音でした。
 これも演出だったのでしょうか?
 さて、そんな鈴虫の音に合わせギタリストの方が、そして唯一のヴォーカリストが加わりオリジナル?の歌を歌います。
 どれだけの観客を引っ張れたのかは分かりませんが、個人的にはタップではないこの始まり方は好きです。

鈴木心理さん
 今年のナショナル・タップ・デーで久々に顔を合わせた鈴木さん。数年前、JTSPのメンバーとしてナショナルに参加した鈴木さんと終演後のバラシで一緒にタップ板を運んだものです。とてもストイックで、自分の信念を貫いたステップの踏み方に圧倒されました。受けを狙わない頑固さも素晴らしい!鈴木さんを見ていたら向井雅之さんを思い出してしまいました。
 そんな鈴木さんのパフォーマンスを受けて客席から登場したレオナさんとのインプロ合戦がまたまた凄かった!

レオナさん
 渡辺かずみさんの愛弟子であるレオナさん。ナショナルの代表者ナンバーで御一緒した事はあるものの、こうしたライブでレオナさんのソロ・タップを拝見するのは実は初めてな私。メインフロアだけではもの足りず、通路のコンクリートや客席の階段にまで飛び出してステップを踏みまくりました。今回はアルト・サックス奏者の女性がまたゾクゾクする方で、最盛期のチャーリー・パーカーを思わせるブローが迫力あり。
 足下は靴でなくて下駄というのも最高でしたよ。
 もう嬉しくてレオナさんと半々に見てしまいました。

 つづく。

天野 俊哉



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