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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1319 Y's発表会へ秒読み開始!〜“パパはマンボがお好き”誕生秘話
 この世の中、プロデュース能力に長けている方って存在しますよね。

 さてさて、まだ私達の師匠である隆子先生がお元気だった春の日の午後の事。
 「母の日にカーネーションがあるのに、
 何故父の日には
 何も無いのかしら?」

と先生。
 ここからが早かった!
 先生と私の二人で父の日イベントの企画書を作成しました。ちなみに文面は上にあげた3行だけ。
 先生が新聞社に電話して
 「ね、面白いでしょ?」と知人の記者の方に。
 次に日本橋三越に電話して
 「ね、面白いでしょ?」と知人の方に。
 こうして、その年の父の日、日本橋三越1階の中央ホールにて《ダンディ・パパのタップ・ダンス・ショー》の開催が決定しました。
 確か2ヶ月は切っていたはずですが、かなりの主要メンバーが集まりました。
 そして、各教室からダンディ・パパ役の男性が沢山集められました。
 百貨店、テレビ局、新聞社の協賛なので、ハイセンスなものが求められました。
 普段はありもので済ませるイベントの選曲なのに、この時ばかりは新曲のオンパレード。
 “Linger Awhile”
 “Indiana”
 “I'm Begining to See the Light”
 “Trumpet Blues”
etc.

 メインであるダンディ・パパのコーナーは3つに。
 先ずは、パパ、ママ、子供2人のタップダンス・ファミリーによる
“幸せの黄色いリボン”
 次に、美人に囲まれたモテモテ・パパによる
“ロカバイ・ユア・ベイビー”
 ちなみに、橋爪麻美さんと淺野康子さんが美人役でしたね。
 そして、ダンディ・パパ達によるハイライト・ナンバー。パパにちなんだ曲を隆子先生と何曲も何曲もあげながら、やはり最後にペリー・コモが歌う“パパはマンボがお好き”を選びました。
 この時も、パパ達が楽しそうに稽古する姿を見て「先生が創る踊りは簡単なのに凄いな!」と感心してしまいました。それでも、橋爪さん達に腕を組まれたりするモテモテ・パパの振付にはブーイングの嵐でした。
 それでも、本番では“パパはマンボがお好き”に取材のカメラが集中。
 日曜日夜6時のニュースでは映像が、翌日の朝刊にも写真入りで大きく掲載されましたので、隆子先生の狙いは見事に的中というわけですね。

 多分この日以来、“パパはマンボがお好き”を舞台で一番使っているのが、このダンディ・パパの振付に立ち合っていた淺野康子さんだと思います。ある時は、マンボ・ステップで男の子と女の子を向かい合わせたりバリエーションを付けたりして。
 今回の発表会では、一体どの様な“パパはマンボがお好き”になるのでしょうか?楽しみです。

天野 俊哉



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